

2026年 / 1月7日
1月 園長のつぶやき
新年あけましておめでとうございます。
新しい年が始まりました。
2026年は「AI元年」と呼ばれ、世の中はこれまで以上のスピードで変化していくと言われています。そんな時代に育つ子どもたちに、私たちは何を届けていけばいいのか。年の初めに、ふとそんなことを考えました。
AIは便利で、賢くて、私たちの生活を大きく支えてくれる存在になりつつあります。けれど、AIにはどうしてもできないことがあります。それは、人の心が揺れる瞬間や、誰かを思って動き出す意欲、嬉しい・悔しい・楽しいといった感情の豊かさです。どれだけAIが賢くなっても、子どもたちの“あのキラキラした目”や“やってみたい!”という気持ちは、AIにはつくれません。AIに「泥だんごの丸め方」を聞いても、実際に手を泥だらけにして丸めるのは人間だけの特権です。感触や肌触り、割れてしまった時の気分の落ち込み、誰にも分からないように隠している時のわくわく感、子どもたちが日々の遊びや関わりの中で育てているのは、まさにその“人間らしさ”そのものです。
歴史を振り返れば、新しい技術が生まれるたびに「仕事が奪われるのでは」と不安が語られてきました。農業の機械化も、車の普及も、ITの発展による情報革命もまた、当時は大きな変化でした。でも結果として、私たちの暮らしはより豊かになり、人が人らしく過ごす時間が増えてきたのも事実です。
AIもきっと同じです。人間の仕事を奪う存在ではなく、人間の時間を取り戻してくれる存在。余った時間で、子どもとじっくり向き合う時間、家族で笑い合う時間、自然の中で深呼吸する時間。そんな“アナログな幸せ”を大切にできるようになるのだと思います。
だからこそ、必要なのは「変化を恐れず、柔軟に受け入れる力」。そして、AIを使いこなすための“問いを立てる力”です。AIはプロンプト(指示)がなければ動けません。何を求め、「どう伝えるか?」を考える力が必要になります。これはまさに、子どもたちが日々の遊びの中で育てている“考える力”そのものです。子どもたちには、その根っこになる好奇心や探究心を、これからもたっぷり育んでいきたいと思います。
新しい年も、子どもたちと一緒にワクワクしながら、“アナログの幸せ”を大切にできる園でありたいと思います。




