

2025年 / 12月24日
12月 園長のつぶやき
今年も気がつけば残りわずかとなりました。
毎年のことながら、「あれ、ついこの前年度始めのご挨拶をしたような…」と首をかしげたくなるほど、時間の流れが早く感じられます。
歳を重ねると時間が早く過ぎる――よく言われる話ですが、どうやら“心がどれだけ動いているか”が鍵なのだそうです。
子どもたちは毎日が発見の連続。初めて見るもの、初めて触れるもの、初めての経験。そのたびに心が大きく揺れ動き、時間がゆっくり流れていくように感じられるのだとか。
一方、大人の私たちはどうでしょう。
年末の行事も、クリスマスも、お正月も、何度も経験してきた“おなじみの風景”。
刺激が少なくなると、時間の経過に注意を向ける回数も減り、結果として一年があっという間に過ぎてしまう。なるほど、と思い当たる節がたくさんあります。
最近ではあまり聞かれなくなってきましたが、子どもたちが口ずさむ「もういくつ寝ると、お正月〜」という歌。今はクリスマスの方が待ち遠しい子も多いかもしれません。あの歌詞には、子どもたちの“待ち遠しい気持ち”がぎゅっと詰まっています。
「あと何回寝たら来るかな」とワクワクしながら数えるからこそ、時間はゆっくり、豊かに流れていく。なんとも羨ましい時間の使い方です。
でも、大人だって本当は同じように楽しめるはずなんです。要は“未来に楽しみをつくること”。 ときめけばいい。ワクワクすればいい。日々の何気ない出来事も、ただこなすのではなく、少し計画を立てて「楽しみに待つ」だけで、時間の流れは変わります。
きりん組の「親子でお楽しみ会」のように、新しいことに挑戦してみる。来月の自分に小さなご褒美を用意してみる。家族や仲間と「こんなことやってみたいね」と話してみる。そんな工夫が、私たち大人の時間にも彩りを取り戻してくれます。
子どもたちと同じ時間軸で、同じ季節の風を感じながら、「今年もいろんなことがあったね」と笑い合える一年にしたいものです。そして、子どもたちと過ごす毎日が、私たち大人にとっても“心が動く瞬間”の連続でありますように。
2025年残りのわずかの日々を、あわただしく過ごすのではなく、どうぞ皆さんも小さな楽しみをひとつ、心に忍ばせて残りの日々をお過ごしください。時間が少しだけ、ゆっくり歩いてくれるかもしれません。




