交通アクセス お問合せ
つぶやき

2025年 / 10月23日

10月 園長のつぶやき

先日、学校法人清風学園創立70周年記念式典を開催いたしました。
本学園は1955年(昭和30年)、現理事長の祖父・江上清八先生が「子どもたちの教育は小学校からでは遅い」という強い信念のもと、戦後の混乱期に荒れた子どもたちの姿を見て一念発起し、幼児教育を始められたことが始まりです。

現在では、職員だけでも120名を超える組織となり、園児数も過去最高を記録するなど、着実に発展を続けています。
組織が大きくなるほど、理念の共有や学びの機会は希少になりますが、今回の式典では、肥高清彦理事長のご挨拶を通して、70年の歩みを振り返りながら、時代の変化に柔軟に対応し、子どもたちにとって何が大切かを問い続ける姿勢が示され、全職員で理念を共有する貴重な機会となりました。

また、私が尊敬する鹿児島の「阿久根めぐみこども園」理事長・園長である輿水 基先生に、「『おもしろがる』で未来をひらく」という演題でご講演いただきました。
幼児教育の奥深さに触れながら、子どもたち、そして私たち大人自身が日々の生活の中で「おもしろい」を「おもしろがる」ことが、より豊かな環境づくりにつながるという、大切な学びを得る時間となりました。

物事に永遠はありませんが、竹に節があるように、節目には意味があります。
今回の70年という節目が、清風学園のさらなる発展と、子どもたちの健やかな成長に繋がる大きな意味を持ち、次の10年への区切りとして祝うことができたことは、非常に有意義な時間でした。
すべての関係者の皆様に、心より感謝申し上げます。ありがとうございました。