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つぶやき

2025年 / 7月7日

7月 園長のつぶやき

 

例年よりもかなり早く梅雨が明け、暑い日々が続いています。園では、暑さ指数(WBGT)を測定できる機器を使い、子どもたちの様子を見ながら、外遊びをするかどうかを判断しています。ご家庭でも朝食をしっかり摂り、生活習慣を整えることで、無理なく元気に過ごせるようご協力をお願いいたします。

先日、きりん組さんが干潟体験を行いました。最初は泥に触れるのをためらっていた子も、気づけば泥だらけになって夢中で遊んでいる姿が見られ、その様子を見て「遊びの環境」が子どもたちの成長の可能性を広げてくれる大切な要素であることを、改めて感じました。また、保育者も子ども達と同じ目線になって夢中で遊ぶ姿も、保育に欠かせない大切な「遊びの環境」だと捉えています。

私自身、佐賀県の出身ではないため、今回が初めての干潟体験で、よく観察してみると、ムツゴロウの求愛ジャンプや縄張り争いなど、今まで知らなかった生態を知ることができ、その可愛らしさに心を惹かれました。ムツゴロウは干潟に生息するユニークな魚で、日本では主に有明海(佐賀県・福岡県・熊本県)と八代海(熊本県)に分布しています。中でも佐賀県は代表的な生息地として知られています。15年佐賀県に住んでいながら触れる機会がなかったことに、今回の体験を通して気づき、佐賀には他県にはない素晴らしい資産があるのだと実感しました。

佐賀県には他にも、文化的価値の高い「日本の棚田百選」に選ばれた玄海町・浜野浦の棚田や、有田焼・伊万里焼、吉野ヶ里遺跡など、数多くの文化遺産があります。これまで県外の文化や自然に目を向けがちでしたが、身近にある佐賀の魅力に触れることで、子どもたちの学びや地域への誇りにつながる体験ができることを、改めて大切にしたいと思いました。これからも、佐賀ならではの魅力を子どもたちに伝えていきたいと思います。