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つぶやき

2025年 / 4月22日

4月 園長のつぶやき

新年度が始まり、穏やかな日々が続いています。先日親子遠足が行われました。新しい環境でのスタートは大人であっても不安を感じるものです。最初の行事を通して親子でゆっくり園に馴染んでいただく良い機会になったと思います。

 

牛津こどもの森では昨年の7月に、昔ながらの平面の運動場(グランド)から、沢山の自然を取り入れた森のような、緑あふれる園庭を目指しアップデートしました。春の穏やかなこの時期に、こども達は木登りや草花とのふれあい、真ん中にできたとんねる山では、登る、下る、転がる、滑る、水を流すなど遊びの幅は広がり、もりの家では創造性豊かなごっこ遊びに夢中になって遊んでいます。これから夏にかけて、樹木には虫が集まり、秋にはどんぐり山でどんぐりを拾い、木漏れ日の下で、これまでの園庭では想像できなかった主体的な遊びが展開されることが楽しみです。

 

牛津こどもの森の想いは、遊びを通して自己肯定感が高まる主体性を大切にした保育を目指します。そのためには「させられて」学ぶのではなく、様々な環境の中で自ら選んだ好きな遊びに夢中になり、たくさんの失敗を積み重ね、やがて成功体験を学びます。行事の考え方も「園行事は日頃の保育の延長でありたい。」という考えの元、行事当日を目標にするのではなく、その過程にこそドラマがあり、学びが隠れていると考えています。年間行事としてスケジュールは組んでいますが、子ども達の興味や関心にも合わせながら活動のタイミングも進めていきたいと思っています。

 

社会がめまぐるしく変化する中で、変化に対応できる柔軟性や主体的に生きていく力を子ども達に育む必要性が高まっています。まだまだ幼児教育の大切さが社会で十分に理解されない側面はありますが、保育者、保護者が「遊び=学び」である事を理解し、声のかけ方一つで子どもの心の動き、将来に関わってくる事を認識して大切な日々を過ごして行きたいと思います。

本年度も有意義で幸せな一年になりますようによろしくお願いいたします。