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つぶやき

2025年 / 3月24日

3月 園長のつぶやき

いよいよ本年度も残りわずかとなりました。15日(土)には、無事に27名のきりん組さんが卒園式を終え、進級する子ども達も新しい環境への期待と多少の不安を抱えながら、新たな生活が始まろうとしています。この季節になると、小学校や中学校を卒業した卒園児達が保護者さんと共に園を訪問し、元気な姿を見せてくれるのが恒例で、小さかった頃を懐かしみながら素敵な時間を過ごすことができます。

子ども達の立派に成長した姿を見ると、たくさんの節目を経験し、失敗や成功を繰り返しながら人生を歩んできたことがうかがえます。こどもの森を卒園した子ども達が、園生活のことをどれだけ思い出せるかは分かりませんが、園庭を遊びまわって得た「挑戦と失敗」の経験が、少しでも今後の人生に役立っていれば嬉しく思います。

 

世界を代表する経営者のスティーブ・ジョブズ氏は、毎日「今日はどんな失敗をしたかな?」と子どもへ声かけし、報告させる子育てをした、と聞いたことがあります。大抵の人は失敗から学ぶことや、経験を得るということは頭では分かっていながらも、一歩前へ進むことへの恐怖心が勝ってしまい、なかなか挑戦することができないものです。子どもからその恐怖心を取り除くための言葉として「今日何の失敗をしたかな?」という質問し、その答えを否定することもなく、ましてや肯定するためにハイタッチするそうです。

このような失敗した事実をフィードバックする環境は、「失敗してもやり直せばいいのだと思えるようになる」「失敗は次に起きる素晴らしいことにつながる」という感覚を肌で実感させることのできる「魔法の言葉」となります。

毎日失敗の報告と、それに対する肯定が当たり前になってくると、子どもは失敗した話をしたくなり、わざと難しいチャレンジをするといいます。そこから失敗で何を学んだかを意識することに繋がり、自然と挑戦する姿勢が生まれるそうです。

 

牛津こどもの森の園生活でも、子ども達に伝えたいことは「失敗する」ことこそが「うまくいく」ための必須のプロセスであるということ、子ども達へ「チャレンジ」する姿勢の大切さです。これからも直接的な言葉かけだけでなく、園庭環境や遊びの経験から無意識に感じられ、失敗を保証できる保育を展開していきたいと思っています。