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つぶやき

2025年 / 9月10日

9月 園長のつぶやき

「おもしろいをおもしろがる」
これは、嘉瀬こどもの森の運営を担う清風学園の職員が、今度講演を受ける先生――鹿児島の阿久根めぐみこども園 園長、輿水基先生の言葉です。

初めて耳にしたとき、正直どういう意味なのかすぐにはわかりませんでした。けれども、この言葉を胸に園での毎日を振り返ってみると、私たちは子どもの「おもしろい」をもっと大切にし、共に楽しむ姿勢を持てるのではないかと感じました。

子どもたちは日々の遊びの中で、実にたくさんの「おもしろい」と出会っています。その「おもしろい」は友だちと分かち合うものもあれば、その子だけの特別な発見であることもあります。そして、私たち保育者がその瞬間に気づき、子どもの目の輝きを一緒に喜ぶことこそが、保育の大きなやりがいであり喜びだと改めて思いました。

とはいえ現実には、日々の業務に追われて、子どもの「おもしろい」をじっくり味わう時間が少なくなってしまうこともあります。しかし、この言葉が思い出させてくれるのは、子どもの「おもしろい」を私たちも「おもしろがる」ことが、より豊かな環境づくりにつながるということです。

これからも子どもたちの小さな発見や喜びに寄り添いながら、保育者自身も一緒に楽しみ、よりよいこどもたちの学びの場を作っていきたいと思っています。