

2025年 / 4月7日
4月 園長のつぶやき
さくら舞う素敵な季節になりました。皆様、ご入園、ご進級おめでとうございます。新たな1年の始まりです。今年もどうぞよろしくお願いします。
さて、今どの業界でも問題になっているのが少子化問題です。保育、教育の現場でも子どもの数が減り、経営に四苦八苦している学校も出てきているようです。確かに、生まれて育ってゆく子どもがいなければ、私たちこども園も保育のしようがありませんから、大変な危機だと言えます。
しかしこういった危機だからこそ、変わる必要性を感じていなかった小学校や中学校、高校の教育の在り方が変わってきているように感じています。新たな試みをする学校が増え、これまで教えることを大事にしていた教育から脱して、逆に教えずに子どもたちが自ら考え学ぶといった教育方針を掲げる学校が増えてきました。
私たち清風学園を含む保育業界は、この危機を予見してというわけではありませんが、十年近く前からそういった方針で保育を実践しようと努力してきました。
ホームページにもあるように、嘉瀬こどもの森で掲げる「どんな色でも どんな形でも みんないい」という言葉も、大人から教えられて知ることより、子どもが感じて自ら学んでいくことを大事にし、その結果の育ちを「ありのままのじぶん」として肯定してあげたいことを表現しています。
社会が目まぐるしく変化する現代において、自ら課題を見つけ自ら学んでいけるこどもを育てることはとても大事なことです。学校にとっては生き残りを掛けた差別化とも捉えられますが、私たちの保育の延長線上に繋がっていく場所が、これからもどんどん増えていってほしいと願っています。嘉瀬こどもの森がその学びのスタートになれるよう、今年も職員一同、いろんなことに挑戦していこうと思っています。